2019年08月30日

声を自由に

皆さん、こんにちは。
秋の気配がしていますね。

私のレッスンには
親以外の大人には
話をすることが出来ない
お子さんが来ています。

最初は玄関から部屋にも
入れない状態で
恐竜になったり
動物になったりしながら
部屋まで入ってもらって
いました。

部屋に入っても
ゴロゴロしているのですが
それに合わせて
即興で音を出したりすると
面白がって
動きを変えたりするので
またそれに合わせて
音を出していると
動きの波が大きくなり
いつの間にか起き上がって
ヴァイオリンを構えられる状態に・・・
そのような遊びを交えての
レッスンが続いていました。

その子はいつも
本棚にある1冊の本に
興味を示し
それを指さすのです。

それがこの本

声を自由に.jpg


これは私が学んでいる
『Yoga of the Voice』のことが
まとめられている本で
シルビア・ナカッチ先生が書き
日本語訳版として
出版されているものです。

タイトルは
「声を自由に!!」ひらめき

当時、まだ小さかったそのお子さんは
おそらく漢字も知らなかっただろうと
思うのですが
いつもレッスンに来ては
この本の下部にある
グルグルのイラストを
指さしていました。

大人に対して
声でのコミュニケーションが
取れないその子が
「声を自由に!!」
というタイトルの本を
指さしている。

「これが好きなの?」と訊くと
首を縦にうなづく。

そのことに驚きながらも
「○○くんにピッタリの本だね」と
声をかけました。

あれから数年経ち
玄関から人として
入ってくることが出来るようになり
レッスン中も彼の口から
声が漏れるようになってきました。

そんな今も
本棚をみては
この本を探しています。

必要なことは
みんな、どこかでわかっているんですねぴかぴか(新しい)

声を自由にしていくことで
生き方も自由になっていきます。
そのように
私らしく生きていくことを目指して
「声のヨガ・ワークショップ」を
開催しています。

次回は
9月8日(日)13:00-16:00
JR千里丘駅近くのスタジオにて。
詳細はこちらをご覧ください。
http://y-hirano.skr.jp/live.html

シルビア・ナカッチ先生の
「ヨガ・オブ・ボイス」の
メソッドに基づいていますが
参加者の方々に合わせた形で
行っていきますので
初めての方も安心して
お越しください。




平野有希のHP:http://y-hirano.skr.jp/
障がいをお持ちの方への音楽アトリエ:http://y-hirano.sakura.ne.jp
ブログ「音とアートとヒーリング」:http://arts-healing.sblo.jp/

posted by YUKI HIRANO at 12:24| 声のヨガ

2019年06月07日

リトリートから帰阪しました

今年も「Yoga of the Voice」 の
リトリートに参加してきました。

2019リトリート.jpg

今年は熊野にて。
目の前に大きな滝がある宿舎で
シルビア先生と一緒に
朝から晩まで歌い続ける毎日。

2019リトリート1.jpg

なぜかわからないけど
歌いながら
涙が流れてくることが多かったです。
声のヴァイブレーションが
無意識にある何かに触れるような
そんな感覚・・・。

実はこのところ
何か遠い遠い記憶が
思い出されそうな
でもそれが何であるかは
わからなくて
モヤモヤする感覚が
続いていました。

その記憶は
今の私にはとても大切なことで
私にとって必要な
何かのメッセージをくれているような
そんな気がしていました。

リトリートで声を出したり
音に委ねている中で
パッと浮かんできた
1つのヴィジョンが・・・。
それがその記憶の断片であると
わかりました。

毎年リトリートでは
オファリングタイムといって
みんなの前で
即興で表現をする時間があります。

そのオファリングでは
その記憶の断片を出発点にして
オオカミ、鳥、モンキーと共に
自己を探す冒険の旅に出かけました。
私にとっては
通過儀礼のような旅でした。

冒険の旅を終えた時
一緒にいて支えてくれた
仲間たちへの感謝や
自分と彼らを信頼し
勇気を持って未知の世界に
踏み入れることができたという
達成感、そして、、、
この世に生きている全ての存在と
つながっているという感覚と
その全ての存在への
感謝の気持ちを感じていました。

個人と全体の狭間を行き来した旅。。
自分のテーマに向かいつつ
同じようなテーマを持つ人達の
代表としてそこにいるような
そのような感覚がありました。

リトリートから帰阪して
今日はシルビア先生の
個人セッションを受講!!
このことはまた改めて。。

シルビアの
静岡でのワークショップは
満席なのですが
コンサートは
6月14日(金)に
東京で開催されます。

熊野のリトリートでも
演奏のサポートに
入ってくださった
SOUND8の今井弦一郎さんとの
コラボレーションです。

私は行けないのですが
とってもいいので、是非!!
詳細はこちらをご覧くださいね♪
https://ameblo.jp/a-c-lab/entry-12464893468.html

今日もお読みくださって
ありがとうございました。





平野有希のHP:http://y-hirano.skr.jp/
障がいをお持ちの方への音楽アトリエ:http://y-hirano.sakura.ne.jp
ブログ「音とアートとヒーリング」:http://arts-healing.sblo.jp/
posted by YUKI HIRANO at 22:53| 声のヨガ

2019年05月13日

ヨガ・オブ・ボイスのリトリート

皆さん、こんにちは。
今年も、ヨガ・オブ・ボイスの
リトリートに参加します!

最近、私の新たな活動として
「声のヨガ」のワークショップを始めましたが
このワークショップでは
この”ヨガ・オブ・ボイス”のメソッドを
取り入れています。

『Yoga of the Voice』を始めたのは
シルビア・ナカッチ先生。

シルビア.jpg

ヨガ・オブ・ボイスは
声のバイブレーションが
心理的、身体的に与える
影響を研究していく中で生まれたもので
その科学的根拠と
インド、南米、アフリカ、アマゾンなどの
古代から続く音の叡智や
ヒーリングの方法を統合させた
オリジナルなメソッドです。

そのシルビアが6月に来日します!!
1年に1度しか受けられない
貴重な機会です。

私が初めてシルビアに会ったのは
京都で行われた
ワークショップでした。
シャーマニックな声と
私たちを自然に導いていく
その凄さに驚きました。

その頃の私は
アーツセラピーを学び
レッスンに取り入れつつありましたが
まだ十分には自分らしい仕事が
出来ていないと感じていました。

また、宗教の影響があり
自分の中に ”内なる神”
神聖な部分があるということは
知っているものの
それを本当に実感することが
出来ずにいました。

そんな時
シルビアが書いた本が
日本語で出版されたのを知って
読み始めたら・・・
リトリートに参加せずには
いられなくなりました(笑)

少し話が逸れますが
私は小さい頃から
ヴァイオリンを習っているのですが
習い始めるずっと前から
音楽にとても興味を持っていたそうです。

テレビやステレオで
音楽が流れていると
その前に座って
じーっと身動きもせずに
長い時間、聴いていたそうです。

その傾向は小学生になっても続き
レコードを聴いている時間が
とても好きだったことを
覚えています。

音楽を聴いていると
どこかに運ばれていく感じがして
それがとても心地よかったのです。
大好きな、大切なひと時でした。
その間は
「旅をしている」と感じていました。

大きくなって
大学院の授業で
「音楽の何が人の目を輝かせるのか?」という
英語の本を読みました。

英語を訳していく作業は
苦痛でしたが
書かれてあった内容を知り
まさにこれが
私の興味があることだと
感じました。

あれから20年以上経ち
色々な経験を経て
人生をぐるっと回って
また原点に戻ってきた気がします。

私は音や音楽に連れられて
旅をしたいのだと思います。
その旅のゆく先は
「大いなる源」なのかなと
思います。

シルビアのリトリートでは
そんな「旅」を体験できます。
自分が何者なのかを
思い出させてくれる「旅」です。

そして、数日間を通して
声をずっと出していくので
声を出しているのが
自然になってしまって
日常に戻ってからも
道を歩いていても
気付いたら歌ってしまっている
ということが多々あります。

「人前で歌うなんて絶対に嫌!」
だと思っていたのに
本当は声は出たかったんですね。
段々「こうあるべきもの」という制限が
外れていくような感じがあります。

今年のリトリートでは
より身を任せて
「運ばれる」体験をしたいと思います。
魅かれるものを感じた方は
ぜひご一緒しましょう〜♪
詳細は以下をご覧ください。

シルビア・ナカッチ来日ワークショップIN静岡
シルビア・ナカッチ来日リトリートIN熊野
>>詳しくはこちらから
https://yogaofvoice.jimdo.com/

今日もお読みくださって
ありがとうございました。




平野有希のHP:http://y-hirano.skr.jp/
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posted by YUKI HIRANO at 22:22| 声のヨガ