この頃、アイリッシュを聴き、フィドルを始めたいと思って
教室に来て下さる方が増えてきました。
私自身が、クラシックもアイリッシュもやっているので
基礎から、しっかり教えてもらえそうだと思って来て下さる方
アイリッシュも好きだけど、ポピュラーな曲も
有名なクラシック曲も好きだという方
そして、私が色々なイベントをやっているのを知って
なんだか楽しそうだと思って来て下さる方など
いろんな方々がおられるのですが
大抵は、楽器を持つのも初めて!という方々なので
いつかはセッションにも行きたいなと思われていても
まだまだ自分のレベルではついていけないし
無理だと思っておられる方も多いようです。
そこで、そんな方々にも来ていただけるような会を
始めることにしました。
名付けて、『フィドルの会!!』
…って、そのまんまですね〜(笑)
アイリッシュなどの民謡を
1曲ずつ、丁寧に合わせていきながら
メロディーや弾き方を覚えていきましょう、という会です。
楽器を始めてまだ間もない方は
弾けないところがあっても、音を追っかけていくところから
余裕のある方は、装飾などフィドル独特の弾き方にも挑戦しながら
一緒に音を合わせてみませんか?
一緒に弾くことで、より早くメロディを覚えられますし
セッション感覚も、身につけていけると思います。
単発のイベントですので、生徒さんだけでなく
一緒に合わせてみたい方、フィドルを楽しみたい方なら
どなたでもご参加いただけます!
普段はクラシックのヴァイオリンをされていても
フィドルの音楽に興味がお有りの方も
ぜひ、お気軽にお問い合わせくださいね♪
ちなみに、フィドルもヴァイオリンも同じ楽器です!
初回は、9月26日(土)17:00〜18:00(開場16:45)に
行います。曲は、「Morrison's Jig」です。
参加費のお支払いを持って、受付とさせていただきます。
(お振込みが可能です。)
お申込み頂いた方に、楽譜をお渡しいたします。
日時:2015年9月26日(日)17:00〜18:00 (開場16:45)
会場:studio art point(JR千里丘駅から徒歩3分)
大阪府摂津市千里丘2丁目12-5 ダ・カーポ 1-A
参加費:1000円
持ち物:楽器、必要であれば楽譜、譜面台
講師:平野有希
お問い合わせ:vn_lesson@y-hirano.sakura.ne.jp
平野有希のHP
http://y-hirano.skr.jp/
2015年08月03日
『フィドルの会』 始めま〜す♪
posted by YUKI HIRANO at 16:24| フィドル
2011年08月09日
Alasdair Fraser's Sierra Fiddle Camp〜そのA〜
アメリカから帰ってきて1カ月が経ち、やっと日本の生活に慣れてきました。
帰国して、生徒さんから「先生の教え方が変わったような気がする」とか
「なんだかパワフルになった
」と言われました。
私自身が変わったと感じているのですから
それが表に出てくるのも当たり前かもしれませんね。。
今日は、私に元気を与えてくれた Alasdair Fraser先生のことを
少し書いてみたいと思います。
以前にも書きましたが(2011.5.14)、私は彼のCDから感じることがあり
そういうことは稀なので、自分の感覚を信じて
どうしてそのようなことを感じるのか、彼の持つ何に反応しているのか
その答えを知りたくて、どうしても直接彼に会いたいと思い
フィドルキャンプに参加しました。
キャンプでは、参加者の人達が皆「どうしてこのキャンプに来たの?」と
尋ねてきました。その度に「アラスダ―の大ファンなんです。
彼の音楽と人柄に直に触れたくて・・・。」と答えていた私。
「それなら、そのことを彼に伝えたら?彼はとてもフレンドリーな人だから
そういう風に接することを喜ぶと思うわ。」とみんなが言います。
私は、そんな風に近づけるかしら・・・と思っていたのですが
キャンプの2日目にチャンスがやってきました。
昼食の時に、彼が私のテーブルに近づいてきたのです。
思わず私は、「アラスダ〜
」と名前を呼んでしまいました。
(ミスターぐらい付けたかしら・・・??)
日本でいつもCDを聴いていること、あなたの音楽が大好きだということ
CDから愛が伝わってきたこと、ぜひ日本に来てほしい、ということ、、、
私の下手な英語にもちゃんと耳を傾けてくれて、そして私の目をじっと見つめて
「そんな風に思ってもらえることは、私の誇りだ」と言われました。
翌日のレッスンでは、「ハーモニーをつけるから、ユキ、メロディを弾いてくれる?」
と言われ、彼の奏でる自由な即興のフレーズに感激しながら
Jigのメロディを弾きました
きっと、遠路遥々会いにきた私に、プレゼントを下さったんでしょうね。
短い時間でしたが、夢のようなわくわくする楽しい時間をいただいて
本当に参加してよかったと思う瞬間でした。
彼は、音楽に対しては(当たり前ですが)厳しさを持っておられる方だと思います。
でも、お人柄はとてもあたたかくて、フレンドリーで
人とのコミュニケーションを大事にされている方だと感じました。
彼は、私と同じようにクラシックからスタートされたのですが
今スコティッシュをやっている理由の一つとして
「私はクラシックの音楽も大好きだ。でもクラシックの世界では
コンサートの後みんなスッと帰ってしまって、お客さんと話をしたり
一緒に飲んだりすることがない。それが嫌なんだ。」と言われました。
私が、今クラシック界から少し距離を置いているのも
やはり同じようなことを感じているからなので、彼の話にとても共感しました。
そして、同時に、私はこの音楽活動や日常生活の中で、
人との触れ合いや、つながりを持ちたいと思っていることを、改めて確認したのでした。
音楽をやっていて、「音楽が何のためのものなのか?」と思う時に
やはり、人と人とをつなぐものであってほしいと思います。
人の心に届くものであってほしいと思うのです。
そして、そのような音楽ができる人でありたいと思います。
今月は生徒さんの弾き合い会があるのですが
生徒さんにも、技術だけではなくて、そのようなことを感じたり
悩んだりする人であってほしいと思います。
これはエゴかもしれませんが。。。
平野有希のHP
http://y-hirano.skr.jp/
帰国して、生徒さんから「先生の教え方が変わったような気がする」とか
「なんだかパワフルになった

私自身が変わったと感じているのですから
それが表に出てくるのも当たり前かもしれませんね。。
今日は、私に元気を与えてくれた Alasdair Fraser先生のことを
少し書いてみたいと思います。
以前にも書きましたが(2011.5.14)、私は彼のCDから感じることがあり
そういうことは稀なので、自分の感覚を信じて
どうしてそのようなことを感じるのか、彼の持つ何に反応しているのか
その答えを知りたくて、どうしても直接彼に会いたいと思い
フィドルキャンプに参加しました。
キャンプでは、参加者の人達が皆「どうしてこのキャンプに来たの?」と
尋ねてきました。その度に「アラスダ―の大ファンなんです。
彼の音楽と人柄に直に触れたくて・・・。」と答えていた私。
「それなら、そのことを彼に伝えたら?彼はとてもフレンドリーな人だから
そういう風に接することを喜ぶと思うわ。」とみんなが言います。
私は、そんな風に近づけるかしら・・・と思っていたのですが
キャンプの2日目にチャンスがやってきました。
昼食の時に、彼が私のテーブルに近づいてきたのです。
思わず私は、「アラスダ〜

(ミスターぐらい付けたかしら・・・??)
日本でいつもCDを聴いていること、あなたの音楽が大好きだということ
CDから愛が伝わってきたこと、ぜひ日本に来てほしい、ということ、、、
私の下手な英語にもちゃんと耳を傾けてくれて、そして私の目をじっと見つめて
「そんな風に思ってもらえることは、私の誇りだ」と言われました。
翌日のレッスンでは、「ハーモニーをつけるから、ユキ、メロディを弾いてくれる?」
と言われ、彼の奏でる自由な即興のフレーズに感激しながら
Jigのメロディを弾きました

きっと、遠路遥々会いにきた私に、プレゼントを下さったんでしょうね。
短い時間でしたが、夢のようなわくわくする楽しい時間をいただいて
本当に参加してよかったと思う瞬間でした。
彼は、音楽に対しては(当たり前ですが)厳しさを持っておられる方だと思います。
でも、お人柄はとてもあたたかくて、フレンドリーで
人とのコミュニケーションを大事にされている方だと感じました。
彼は、私と同じようにクラシックからスタートされたのですが
今スコティッシュをやっている理由の一つとして
「私はクラシックの音楽も大好きだ。でもクラシックの世界では
コンサートの後みんなスッと帰ってしまって、お客さんと話をしたり
一緒に飲んだりすることがない。それが嫌なんだ。」と言われました。
私が、今クラシック界から少し距離を置いているのも
やはり同じようなことを感じているからなので、彼の話にとても共感しました。
そして、同時に、私はこの音楽活動や日常生活の中で、
人との触れ合いや、つながりを持ちたいと思っていることを、改めて確認したのでした。
音楽をやっていて、「音楽が何のためのものなのか?」と思う時に
やはり、人と人とをつなぐものであってほしいと思います。
人の心に届くものであってほしいと思うのです。
そして、そのような音楽ができる人でありたいと思います。
今月は生徒さんの弾き合い会があるのですが
生徒さんにも、技術だけではなくて、そのようなことを感じたり
悩んだりする人であってほしいと思います。
これはエゴかもしれませんが。。。
平野有希のHP
http://y-hirano.skr.jp/
posted by YUKI HIRANO at 00:00| フィドル
2011年07月07日
Alasdair Fraser's Sierra Fiddle Camp〜その@〜
無事にアメリカから帰ってきました〜〜
生徒さんにはレッスン日程を調整してもらっての渡米でしたが
たくさんの大切なことを学ばせていただき
本当に参加してよかったと思っています。

このフィドルキャンプは、私の大好きなフィドラ―、Alasdair Fraser氏の監督のもと
6/18〜6/26にカリフォルニア州のキャンプ場で行われ
参加者は、フィドルを習い始めて間もない方から
プロフェッショナルで活動されている方まで年齢層も幅広く
小さな子どもから90歳の方までおられました。
フィドルがメインのキャンプですが、チェロ、ギター、ピアノなどの生徒さんもいて
先生も含めて約250名が参加し、ほぼ全員がアメリカ・カナダ在住の人達でした。
日本人は私一人で、初めての参加だったようです。
今年のフィドルレッスンは、アラスダ―のスコティッシュ以外に
ブリタ二―、ガリシアの音楽を教える先生が来られていて、
1日に約1時間の授業が3枠あり、それぞれの音楽について学んでいきます。
楽譜はなく、曲はすべて耳から勉強していくのですが
その進度の速さによってクラスが分かれていて
もっとも速く進むクラスでは、1枠に1,2曲ずつ進んでいきます。
専門以外にも、ダンスやパーカッション、歌などのレッスンも
選択で受けることが出来、そこでもそれぞれの課題が待っています。
それが終わると、コンサート、フォーラム(ディスカッション形式の講義)
ダンスパーティーなどのイベントが深夜まで続くので
覚えた曲を復習する間もなく、翌日また次の曲を覚えるというサイクルで
最終日には全員が出演するコンサートがあるのですが
どの曲を弾くのか当日までわからないまま、毎日が進んでいきました。
英語が得意ではない私にとっては、音楽も言葉も耳で聞き取らなくては
いけなかったので、五感を総動員して集中して過ごす毎日でした。
最初は一つ一つの単語や音を聞き取ろうとしていたと思います。
でも、それでは追いつかないので、次第に全体像を、感覚やニュアンスで
感じ取るやり方に変わっていきました。そのことによって
今まで使っていなかった身体の部分や感性を使うことになったようで
私の中で、何か新しい感覚が芽生えてきたことに、後で気がつきました。
それは、今の瞬間に自分がいて、今起こっている様々なこと
(例えば、音楽の活き活きした感じや、ワクワク感、エネルギーが身体を
流れていく感じ)をリアルに感じられるというような感覚でした。
私の中で、確実に何かが変わりました。演奏する者として、この新たな感覚を
肌で感じることが出来たことは、とても大きな経験でした。
また、このキャンプでは、人とのあたたかいつながりを経験させていただきました。
私がアラスダ―の音楽が大好きだという気持ちや
ここで学んだことを日本に持ち帰って、演奏やレッスンに活かしたいという思いを
持って来ていることを知った、ルームメイトや他の方達が
私のために色々な情報を探して教えて下さったり、アドヴァイス下さったり
本当に皆さんに支えていただきました。
道中でも、乗り継ぎ空港で荷物が出て来なくて、次の便に乗り遅れ
他の便も満席で
、飛行機に乗ることが出来なかったので
急遽電車を幾つか乗りついで、現地へ向かわなくてはいけなくなるハプニングが
あったのですが、その都度、見知らぬ方々に助けていただきました。
右も左もわからない土地で、どうやったら現地へ行けるのかもわからない状況の中
自分を信じて進むことや、人を信じて助けを求めることや
それを有難く受け入れることなど、私自身の新しい挑戦がありましたが
出会った皆さんのおかげで、大切な経験をさせていただき
このように無事に日本へ帰ってこられて、本当に感謝しています。
この経験を思い返して、これからの活動や生き方に
どうやって生かしていこうかしら?と考えながら
また新たに進んでいこうと思います。このキャンプに興味がある方、
何か尋ねたいことがおありな方は、どうぞ何でもメール下さいね。
アラスダ―のレッスンや人となりについては、また近々ゆっくり書きたいと思います。
平野有希のHP
http://y-hirano.skr.jp/
生徒さんにはレッスン日程を調整してもらっての渡米でしたが
たくさんの大切なことを学ばせていただき
本当に参加してよかったと思っています。

このフィドルキャンプは、私の大好きなフィドラ―、Alasdair Fraser氏の監督のもと
6/18〜6/26にカリフォルニア州のキャンプ場で行われ
参加者は、フィドルを習い始めて間もない方から
プロフェッショナルで活動されている方まで年齢層も幅広く
小さな子どもから90歳の方までおられました。
フィドルがメインのキャンプですが、チェロ、ギター、ピアノなどの生徒さんもいて
先生も含めて約250名が参加し、ほぼ全員がアメリカ・カナダ在住の人達でした。
日本人は私一人で、初めての参加だったようです。
今年のフィドルレッスンは、アラスダ―のスコティッシュ以外に
ブリタ二―、ガリシアの音楽を教える先生が来られていて、
1日に約1時間の授業が3枠あり、それぞれの音楽について学んでいきます。
楽譜はなく、曲はすべて耳から勉強していくのですが
その進度の速さによってクラスが分かれていて
もっとも速く進むクラスでは、1枠に1,2曲ずつ進んでいきます。
専門以外にも、ダンスやパーカッション、歌などのレッスンも
選択で受けることが出来、そこでもそれぞれの課題が待っています。
それが終わると、コンサート、フォーラム(ディスカッション形式の講義)
ダンスパーティーなどのイベントが深夜まで続くので
覚えた曲を復習する間もなく、翌日また次の曲を覚えるというサイクルで
最終日には全員が出演するコンサートがあるのですが
どの曲を弾くのか当日までわからないまま、毎日が進んでいきました。
英語が得意ではない私にとっては、音楽も言葉も耳で聞き取らなくては
いけなかったので、五感を総動員して集中して過ごす毎日でした。
最初は一つ一つの単語や音を聞き取ろうとしていたと思います。
でも、それでは追いつかないので、次第に全体像を、感覚やニュアンスで
感じ取るやり方に変わっていきました。そのことによって
今まで使っていなかった身体の部分や感性を使うことになったようで
私の中で、何か新しい感覚が芽生えてきたことに、後で気がつきました。
それは、今の瞬間に自分がいて、今起こっている様々なこと
(例えば、音楽の活き活きした感じや、ワクワク感、エネルギーが身体を
流れていく感じ)をリアルに感じられるというような感覚でした。
私の中で、確実に何かが変わりました。演奏する者として、この新たな感覚を
肌で感じることが出来たことは、とても大きな経験でした。
また、このキャンプでは、人とのあたたかいつながりを経験させていただきました。
私がアラスダ―の音楽が大好きだという気持ちや
ここで学んだことを日本に持ち帰って、演奏やレッスンに活かしたいという思いを
持って来ていることを知った、ルームメイトや他の方達が
私のために色々な情報を探して教えて下さったり、アドヴァイス下さったり
本当に皆さんに支えていただきました。
道中でも、乗り継ぎ空港で荷物が出て来なくて、次の便に乗り遅れ
他の便も満席で

急遽電車を幾つか乗りついで、現地へ向かわなくてはいけなくなるハプニングが
あったのですが、その都度、見知らぬ方々に助けていただきました。
右も左もわからない土地で、どうやったら現地へ行けるのかもわからない状況の中
自分を信じて進むことや、人を信じて助けを求めることや
それを有難く受け入れることなど、私自身の新しい挑戦がありましたが
出会った皆さんのおかげで、大切な経験をさせていただき
このように無事に日本へ帰ってこられて、本当に感謝しています。
この経験を思い返して、これからの活動や生き方に
どうやって生かしていこうかしら?と考えながら
また新たに進んでいこうと思います。このキャンプに興味がある方、
何か尋ねたいことがおありな方は、どうぞ何でもメール下さいね。
アラスダ―のレッスンや人となりについては、また近々ゆっくり書きたいと思います。
平野有希のHP
http://y-hirano.skr.jp/
posted by YUKI HIRANO at 00:00| フィドル