
久しぶりに、近所のお花たちを見がてら、「さくら通り」をお散歩。。
生命力あふれる木々やお花たちと、心の中で喋りながらニヤニヤする私。。
このひとときが、しあわせ、なのです。
さて、先日、アーツセラピーを使ったワークショップを行いました。
今回の参加者はヴァイオリンの生徒さんたちでしたので
「自分にとってのヴァイオリンって、どんなものだろう?」
「音って、どんなエネルギーだろう?」
そんなことを皆さんと一緒にワークしました。
参加者の皆さんのOKをいただきましたので
少しだけ、ご紹介しますね〜
まずは、ゆっくり時間をとって、人前でヴァイオリンを弾いている時の自分に
なってもらい、そこで味わったことを、絵に描いていきます。


みなさん、それぞれに、色々なことが起きているようですね〜
描いていて感じたこと、
絵をみて、感じたことなどを、ご本人にお話してもらって
他の方からも、感想や質問をしてもらいながら、シェアをしていきました。
シェアすることで、内面での動きや、新しい気づきがあった方もおられたようです。
休憩を挟んで、後半は、音を感じてもらうワーク。
まずは、ペアになり、1人の方には今自分が出したい声を出してもらい
相手の方に感じてもらいました。
そして、声を出しながら感じていたこと、声を受けて(聴いて)感じたことを
それぞれに絵を描いてもらい、交代して体験しました。
その後、みんなでシェアしたのですが、
声を出していた人が感じていたことを、聴いていた人は何らかの形で
ちゃんと感じとっていて、それ以上の(それ以外の?)ことも感じていたりして
面白いね〜と、しきりにみんなで感心。
ある方は、自分自身の絵を描く時には、あまり使わない色や形の絵を描いたそうで
「これが他の人のエネルギーなんだな〜」と思われたそう。。

生徒さんには、それぞれの皆さんが持っている、音(エネルギー)に
気づいてもらいたいなぁと思っていましたので
今回、このような時間を持てたことが、とても嬉しく思いました。
さて、いよいよ、「ヴァイオリン」でもトライしてみることに、、、
みんな、一斉に緊張〜

さて、いったいどうなるのでしょう??
お一人に弾いてもらって、他の人はそれを感じます。
弾いた人は、弾いている時の自分の状態を、
聴いていた人は、どんなことを感じたか、絵を描いていきました。

感じたものが、なんだか似ていますよね〜
音は、一瞬で消えてしまうけれど
絵に描くと、このように見比べることもできて
とっても面白いのです。。
この「音のワーク」では、こんなことも起きました。
ある人が、日ごろ心をオープンにできない自分が、ここまでさらけ出せたのは、
このメンバーだったからだな、と皆さんに感謝しておられていたので
ヴァイオリンを弾く時に、その気持ちを感じて、弾かれたそうなんです。
ところが、「感謝」を感じて弾いていたはずなのに
聴いていた皆さんの絵には、そのようなものは描かれていなくて
「迷い」と「さびしさ」が描かれていたんです。それも皆さん共通して。。
その方は、その時「他人に何かを伝えるなんて私には無理なんだ」と
少し思われたそうなのですが、いろいろご自身の中をみているうちに
何かに気づかれ、「心の奥には確かに慢性的に迷いも淋しさもあります。
演奏って言うのは、意図しなくても本心が出るのか・・・と、実感しました。」
とメールをくださいました。
私自身、演奏には、自分の中のものが全て出てしまう、と、常々感じています。
もっといえば、毎日の日常での自分の状態が
いかに人やものに影響を及ぼしているか
他の人やものと影響しあっているかを感じています。
自分がどう毎日を過ごすか、という何気ないことが、
社会や、世界と、つながっているという風に感じるのです。
このことが自分の中で腑に落ちたのは、5年ほど前です。
人やものとつながっている、そのことが実感として腑に落ちた瞬間から
目の前に見える景色が変わりました。
それは、生きる意味、というか、
生きる上での土台のようなもの、心の底辺にある支えのようなものとなりました。
そして、今の私がある、そのように感じています。
あ〜なんだか、やっぱり、アーツセラピーの力ってすごい。。
私は、なにもしていないのに
みんなが体験し、気づきを得ている。
すごい〜面白い〜!
また、面白いこと、しましょ〜ね

平野有希のHP
http://y-hirano.skr.jp/