少し暑くなってきましたが、生き生きした植物をみると「いい季節だな〜」と嬉しくなります。我が家のベランダでは、1年前の冬に凍りついたカランコエも、花を咲かせてくれています。
さてバタバタと飛び回っていますが、来週は、私が学んでいる「Yoga of the Voice(声のヨガ)」の合宿に参加します。創始者のシルビア先生が来日され、直接どっぷりと学べる機会なのです。
「Yoga of the Voice」は、声を自由にするプログラムで、声を自由にすることで、人生も自由に豊かに・・・というこのプログラムの趣旨は、私が音楽でやりたいこととも重なります。
昨年の合宿では、シルビアの個人セッションも受講しました。お会いして、合宿へ来た目的を話しただけなのに、私の状態をピタリと当てられました

あなたにとって、声がどんな意味があるか?声はあなたのエネルギーのはず。声は、あなたは誰か?というようなもの。声は内側から発生してくるもの。
あなたは、声を窓からのぞいているという感じがする。あなたと声の関係を、再訪問する必要がある。声が訴えているなら、その欲求に答えてあげてほしい。声は、身体の中にあるもの、1つの生命体。あなたと声との関係を探究してほしい。
声と親しくなるには、たくさん歌うことが必要。声を開くのに、魔法はない。
・・・・ああ、痛いです

痛いところをズバリと指摘されました。でも、たくさん歌えば、声は開かれるんだと知り、希望を見出せたセッションでした。そして、シルビアの前では、全てお見通しであることを知り、この場所では「本当の私ではない誰か」になる必要はないのだと肌で感じました。
これまで、歌うこと自体は嫌いではなかったけれど、声が出ないし、人前で歌うのは嫌でした。ただ、鼻歌を歌っていると人から言われることがよくありました。身体は正直なので、本当は声を出したいのでしょうね。リラックスしていて、自我の検閲がない時は自然に歌っている。でも、人前で歌うとなると緊張してしまうのでしょう。
でも、この「声のヨガ」では、うまい下手は関係ないのです。身体を緩ませ、声を出すことで自分の内側とつながったり、外にも表現していく・・・そのようなことをやっていきます。
このようなことを練習しているうちに、自分の声が好きになっていきました。ヴァイオリンのレッスンでも、歌う場面が増えました。道を歩いていても、周囲に人がいるのに声を出してしまい、「あ!」と我に返ることも。。
「声のヨガ」に興味を持つ方は、人それぞれに惹かれるポイントがあると思うのですが、私の場合は、誰かのための私ではなく私自身になるということ、私の本質とつながっている状態になること、その状態で他の人ともつながっていくことを体験出来るところが気に入っています。
合宿以外にも、東京や京都でのワークショップやライブなどが行われるようです。興味のある方はサイトを訪れてみてくださいね。→https://voxmundi.jimdo.com/
平野有希のHP:http://y-hirano.skr.jp/
障がいをお持ちの方への音楽アトリエ:http://y-hirano.sakura.ne.jp